2010年08月31日

2010年9月2日午前2時に発表されるものは?

日本時間2010年9月2日午前2時にアップル恒例のイベントが開催され、第四世代の新型iPod touchが発表されるのは間違いのないところだが、実はマニアの関心はそこにはない。新しいiPhoneが毎年夏頃発売されるのと同様に、9月から10月にかけては新型iPod touchが登場する季節、取り立てて新鮮味はないのだ。

では何を彼らは待ち望んでいるのだろうか?2010年7月21日付けのウォールストリートジャーナルによれば、アップルの最高経営責任者であるスティーブ・ジョブズは決算発表会で年内にまだ驚くべき新製品を発表する予定であると発言したとのこと。

この驚くべき新製品とは一体何なのか、ネット上の掲示板では侃々諤々(かんかんがくがく)の議論が交わされているが、秘密主義者で知られるスティーブ・ジョブズの箝口令(かんこうれい)の下では漏れてくる情報は断片的だ。

が、一世を風靡したネットブックをガラクタと一刀両断のもとに切り捨て、創業以来のアップルの社風がネットブックの出荷を許さないだろうとまで酷評した後にiPadが登場したことを考えると、驚くべき新製品を単なる宣伝文句、リップサービスと片付けてしまうわけにはいかない。

日本時間9月2日午前2時に発表されるのは一体どんな新製品または新サービスなのだろう。断片的に漏れてくる情報をジグソーパズルを組み立てるかのように突き合わせると、そこには微かに一つの姿が浮かび上がってくるのだ。

米国ノースカロライナ州。

アップルが建設中の巨大データセンターが遂に完成した。総工費は10億ドル(約900億円前後)で、GoogleやMicrosoftのデータセンター投資額の約2倍に当たる。そしてその大きさは50万平方フィート(約4万6500平方メートル)で東京ドーム(4万6755平方メートル)に匹敵する。世界最大級のデータセンターと呼ばれる由縁である。

ちなみにドコモの2010年3月期決算数字によると、経常利益は8250億円。会社規模が異なるので単純な比較は出来ないが、数字を見ただけでもいかにその投資規模が大きいのかがよく分かる。

もちろん秘密主義のアップルのこと、東京ドームと同じ大きさのデータセンターの内部の様子や使途目的が公表されることはないだろうが、シカゴで稼働中のマイクロソフトのデータセンターを見ればその内部の様子も自ずと推測出来るのだ。

データセンター内部は港湾の大型物流施設のように貨物用コンテナがぎっしりと詰まっているが、その貨物用コンテナに入っているのは小型サーバー。コンテナ3個に約1万台のサーバーが収納され、その数は日本のビル型データセンター1棟分に相当するという。

そしてコンテナ1個に収納されているサーバーが壊れたとしてもすぐに交換することはない。単純に計算しても1コンテナあたり3400個弱のサーバーが収納されているはずだが、その故障状況を把握するだけで、ある一定の割合のサーバーが壊れたときに初めてコンテナ全体を取り替えるのだ。

遮熱方法は近隣の水源から汲み上げた常温水を張り巡らす程度で、電力を消費するエアコンは使わない。その発想の根底にあるのは、壊しては入れ替え、壊しては入れ替えながら常に新陳代謝を目指す手法だ。一般的に日本のデータセンターは極度に密閉された空間で防寒着が必要なぐらいに冷房を効かせてサーバーの寿命を伸ばすことを第一に考えるが、米国IT企業にその発想は無い。

なぜなら今現在でもIT機器には1年半から2年で価格性能比が2倍になるムーアの法則が働いているために、単純計算でも4年後には同じコストで4倍の演算能力を持つ設備が導入出来るのだ。わざわざ電力を使ってエアコン冷却するコストと、常時30度の室温に放置して4年後に全面交換するコストを比較すれば、トータルコストでは壊しては入れ替える手法の方が安くなる。

大量購入により価格を抑え4年経過したら全面交換、ぶっ壊れたら入れ替えるという、豪放磊落な、まさに大量物量作戦は米国IT企業ならではの発想で、日本企業が太刀打ち出来るものではないだろう。

というのも米国IT企業採用のサーバーコンテナ積載型のデータセンターを日本で試みようとすると、建築基準法・消防法・労働基準法に抵触するために設置はほぼ不可能。つまりコストの面で優れている、壊しながら入れ替えて運営する最新型データセンターを目指そうにも法律の制約があるために無理なのだ。

従ってサーバーコンテナ積載型のデータセンターに関しては米国IT企業の独壇場となっており、日本企業が付け入る隙はない。それにしても壮観な眺めだろう。東京ドームにも匹敵する広さにコンテナが一千台も並び、その中には数百万台のサーバーが入っている可能性があるのだ。それだけのサーバーが稼働して収納するものといえば、対象は自ずと限定されてくる。

そして遂にその世界有数の最新鋭の設備で包み込まれたアップル・ノースカロライナ・データセンターが稼働する。その目的はiTunesクラウド化とiTVサービスの展開だろう。

iTunesクラウド化とはPCを介在せずに直接iPhone,iPod touch&iPadの音楽動画データをデータセンターと同期を取る方法で、au携帯電話で例えるのならばLISMO経由で楽曲を購入し、PCは利用せずKDDI内部に設置されたサーバーに個人楽曲を保管するようなものだ。iTVは映画のストリーミング放送のことで、iTunesクラウド化と同時にスタートするのかは不明だが、その普及促進のためにハードウェアを1万円前後の廉価販売することもあり得るという。

iTunesクラウド化といっても、PCを使わないだけでただ単にデータセンターと通信するようなものだろうと揶揄する向きもある。が、iTunesクラウド化の真の狙いは別の所にあるのだ。

PCを介在しないということはPCを骨抜きにするのと同義語。それまでのCUIに代わりアップル自らが提案したGUI以来連綿と続くMacintoshOS、WindowsOSを窮地に追いやる可能性すら秘めていると言っていいかもしれない。

後編も長文なので一週間か二週間後に掲載予定です。

(参考)

iTunesのクラウド化戦略リーク―この秋はAppleとGoogleのクラウド決戦か?
http://jp.techcrunch.com/archives/20100701itunes-cloud-google/

Apple社の巨大データセンター、目的はクラウド的新サービスか
http://wiredvision.jp/news/200908/2009081920.html

Apple巨大データセンター年内完成=本格テレビ戦略は来年稼働?【湯川】
http://techwave.jp/archives/51480970.html

週刊東洋経済2010年7月3日号"メディア覇権戦争"

CUI
http://e-words.jp/w/CUI.html
ユーザに対する情報の表示を文字によって行ない、すべての操作をキーボードを用いて行なうユーザインターフェースのこと。UNIX系OSの操作方式として一般的なほか、WindowsなどもCUI画面を呼び出して操作することができる。

GUI
http://e-words.jp/w/GUI.html
ユーザに対する情報の表示にグラフィックを多用し、大半の基礎的な操作をマウスなどのポインティングデバイスによって行なうことができるユーザインターフェースのこと。
posted by Lancer at 22:58| Comment(18) | TrackBack(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月27日

ガジェット美人時計

ガジェットという言葉をご存じだろうか。携帯電話専門の方には馴染みが薄いかもしれないが、PCの世界でガジェットといったら、時計や電卓、カレンダーなどの小規模なアプリケーションのことを指す。画面の端っこに常時時計やカレンダー、天気予報などを表示しておくと、いちいちアプリを起動することなく即座に確認できるので、広大なPC画面では特に有効で重宝している人も多いだろう。

携帯電話でも同様の効果をもたらす手法はいくつかあるが、PCと比較すると画面が小さい携帯電話では、それほど多くのガジェットを貼り付けることは出来ない。なのでPCほどには普及しておらず種類も少ないようだが、反対にPCでは様々な種類のガジェットがあり、どれを貼り付けようかなと見ているだけで飽きないのだ。

例えば 【マイクロソフト・オフィシャルガジェット特集】では
http://www.widgetown.com/

JALが提供するJAL WORLD CLOCKは、アメリカ、イギリス、フランスやハワイといった世界主要都市の現在時刻を表示することができ、さらに、選択した都市に連動して、コックピットから世界の風景を楽しむことができます。

なんて紹介されている。ちなみに本職PCライター?の私の愛用しているガジェットはCPU負荷とメモリ占有が一発で分かるガジェット。日常業務で負荷の掛かる仕事ばっかりやっているので、今現在のPCの状態を把握するのにはとても便利なガジェットだ。

で、先日久方ぶりにガジェットを追加しようと思っていろいろとサイトを覗いていたら、美人時計のガジェットが目に入った。その存在は前々から知っていたし、当ブログでも紹介した記憶があるので今更とは思うが、実際に見てみるとやっぱりコレが楽しいのだ。

というのも普通は可愛らしい人達がクロックボードを持っているだけで、取り立てて文言表記はないのだが、あるとき見ていたら、言葉入りのクロックボードを持って各人様々なポーズを取っている。男性諸氏の機微を察知するかのような仕草と言葉回しは琴線(きんせん)に触れるというか、見ているだけで引きつけられてしまうのだ。ということで個人的趣味で選んだ美人時計ガジェットを楽しんでください。

えっ、どこ、どこ?どこをクリックすればいいの?

えっ、ホントにココをクリックしていいの?

クリック!!クリック!!なんてせかされると、ええーいっ、いっちゃおうかな・・・・

私をクリックして、なんて書かれてあると、よっしゃ、よっしゃ、わかった、わかった・・・・

一番最後の女性のように、クリックお願いします、なんて言われたときにはもうダメ・・・・なんて感じ。

PC画面を見ながら思わず自分の心の内でつぶやいているのもバカだとは思うが、気が付いたらあっという間に一時間近く。ああ、また、無駄な時間を過ごしてしまったと思ったものの、やっぱりコレはコレで楽しいのだ。

こちらをポチッとクリック!!

ここをクリック!!

クリック!!クリック!!

クリックしてみてネ

私をクリックして

私をクリックしてくれ!!

ここをクリックしてみてねっ!!

コチラをクリック!!

ココをクリック!クリック!

クリックお願いします


さて次回は予定では二部構成の初回。かなりマニアックな話となるので、ちょっと携帯からは離れてしまうかも・・・・・
posted by Lancer at 21:37| Comment(13) | TrackBack(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月24日

SH006とIS01併用で月額料金は?

ブログ休止期間中にやった事と言えば、なんといっても回線の整理。さすがにもう全キャリアの回線を維持する費用もバカにならないし、嫁さんからはそろそろいい加減にしたら?と言われる始末だ。となると真っ先に上げられるのがウィルコムとソフトバンクの携帯。ウィルコムは解約し、ソフトバンクはMNPでIS01購入のために頑張ってくれたが、イーモバイルも二年契約終了と同時に解約する事にした。

この二年間イーモバイルは様々な場面で活躍してくれたが、正直いまの時期にイーモバイル端末を選択するメリットはあまり無い。音声通話用の新端末も全然発売されないし、イーモバイル主力のPocket WiFi"D25HW"も今となってはドコモのポータブルWi-Fi"DWR-PG"の方が遥かに魅力的だ。

私の行動範囲で比較すると、外に居るときはドコモ,au,イーモバイルの通信回線は大して差がなく、どれも皆よくつながるが、地下街と建物内部ではイーモバイルの通信回線はドコモ,auと比べると一段も二段も落ちる。つながらない場面の方が圧倒的に多いのだ。この二年間利用したいときにつながらず、ドコモor auだったらなあと何度思った事か?

まして都内ではドコモのポータブルWi-Fi"DWR-PG"は二年契約を前提に端末を無料配布しているので、購入するのだったらドコモのポータブルWi-Fiだろうと思っていた矢先に、au IS01が発売されたので先にこちらの方に触手が伸びてしまったのだ。

さて多くの人が、au端末2台を持っていると毎月のパケット料金が大変と思うかもしれないが、2台合わせたときの支払い金額は驚くほど少ない。ちなみに今現在の使用方法を書くと・・・・

・ドコモ携帯→パケホーダイ加入

・二種類の公衆無線LAN→毎月500円弱

・auの通話→無料通話の範囲内

・au SH006とIS01→自宅無線LANおよび公衆無線LAN only運用

・au SH006→ダブル定額スーパーライト加入→パケット0で8月は推定2000円前後

・au IS01→パケット通信料1150パケットで115円

まだ8月は終わっていないので推定だが、SH006はパケット0で2000円程度、IS01は現時点でも115円なので二つ合わせても2500円はいかない。公衆無線LAN利用料金を入れても3000円弱で収まる事になる。外出時のネット接続は全てドコモ携帯で行い、au SH006とIS01は公衆無線LANのみ。なので電車で移動しているときはもちろんau携帯電話は使用出来ないのだが、Yahoo!とドコモの公衆無線LANに加入している事もあり、これが結構使えるのだ。

東京23区内では公衆無線LANが広範囲で整備されており、駅前だったらちょっと探せばすぐに利用スポットが見つかる。が、一つの公衆無線LANサービスだけだと片手落ちで、二つの公衆無線LANサービスに加入することによりお互いをうまく補完出来るようになっている。

たとえばYahoo!の公衆無線LANサービスだとマクドナルドでは利用可能であるものの、営団地下鉄では全くといっていいほど利用出来ない。が、NTTの公衆無線LANサービスに加入することにより地下鉄ホームでもつなぐことが出来るようになる。

もちろん最初は誰でも3G回線を使わないようにと結構気を遣っているだろうが、最近では特に気兼ねすることもなく、普通にau携帯をいじってSH006ではパケット料金が0円になりつつある。どうしてもネットにつなぎたいときにはドコモ携帯があるから、別に今この場でau携帯を使わなくても、ということになってしまうのだ。なのでSH006に関しては自然体の使い方でほぼ毎月パケット0円を達成出来ると思うが、問題はIS01。

IS01には標準で3G回線を遮断する機能が搭載されているので、この機能を設定すれば3G回線には接続しないはずなのだが、視覚的にそれを確認する方法がないのだ。つまり3G回線が遮断されているから無線LAN接続なのだろうと判断するのみ。さすがにこれでは心臓に良くないので、APNDroidという視覚的に3G断線を確認出来るアプリを入れたのだが、これがうまく動作しない。

IS01を購入して真っ先にやった作業がこれなので、つまり購入直後の素の状態でインストールしたので、OSの問題か、あるいはアプリ側の問題のどちらかだろう。ただネット巡回した限りでは、IS01でAPNDroidが動作すると書き込んでいる人も居れば、全く動作しないという人も居るところから判断すると、購入時期のずれによるOS側の事情とも判断出来るが、いずれにしても時間が解決してくれることだろう。

これでau Boxを解約すれば、おそらくSH006の月額使用料金は1700円前後、IS01で3G断線の確認漏れさえ無ければ毎月8円で収まることになる。無線LAN接続とはいいながらも2台のau携帯をガンガンに使い込んで月額使用料金2000円を切れば、ちょっとは嫁さんも見直してくれるかもしれないと密かに期待しているのだが・・・・果たして9月、2台合わせて2000円を切ることが出来るかどうか?いまから楽しみにしているのだ。
posted by Lancer at 21:56| Comment(24) | TrackBack(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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